語学留学じゃもったいない!ロンドンでアロマセラピーの専門留学をして学んだこと

ただの語学留学よりも、英語を使って何かを学んだり、ネイティブと一緒に授業を受ける機会がある方が、英語力は断然早く上達します。これから社会人留学を考えている方に、私がロンドンでアロマセラピーの専門留学をした時の経験をシェアしたいと思います。

英語力を最大限に伸ばすなら専門留学!

私は日本のホテルに数年勤務した後、1年間ロンドンに社会人留学を経験しました。限られた期間で最大限に英語力を伸ばすため、語学留学ではなく、専門留学という方法を選んだのですが、結論から言うと大正解でした。これから本気で英語のスキルアップ留学を考えている社会人の方にも、留学してから英語を学ぶのではなく、日本である程度英語力を身につけてから、英語で何かを学ぶ専門留学をお勧めします。

 

 アロマセラピーの専門留学を選んだ理由

子供の頃から英語が好きだったので、高校時代、大学時代にイギリスでホームステイや短期留学を経験し、英語を頻繁に使う機会のあるホテルに就職しました。ですが、帰国子女の多い職場だったこともあり、完璧な英語をしゃべろうとして、頭で英文を組み立ててからしゃべる方法から抜け出せずにいました。このままではいけないと思い立ち、1年くらいの長期留学に行けばペラペラになれるだろうという、今思えば大いなる幻想を抱いて、イギリスへの社会人留学を決意しました。その当時は、イギリスに一生住むことになるとは思っていなかったので、『恐らく人生最後の留学』『限られた留学期間』を最大限に有効活用するためにリサーチを始め、語学学校ではなくアロマセラピーの専門学校への留学を選びました。

なぜアロマセラピーなのかというと、ホテル時代に配属された会員制のスパで仲良くなった、イギリスでアロマセラピーの専門留学をしたセラピストに影響されて、日本でも勉強していたからです。イギリスに留学したかったので、イギリスらしい専門分野というのもポイントでした。

専門学校での試練の日々

毎年、外国人の生徒も数人いると聞いていたのですが、その年は私が唯一の留学生でした。アロマセラピストとして認定されるためには、通常『解剖生理学』(Anatomy and Phisiology)と、実技やエッセンシャルオイルを学ぶ2つのカリキュラムに分かれています。それぞれの試験に合格して、ケーススタディー(実際にクライアントに施術をしてカルテを提出する)が認められて初めて資格がもらえます。

 

 第一の試練は医薬英語

特に、解剖生理学は医学用語のオンパレードで、外国人の私は不安でいっぱいでした。初めの1ヶ月くらいは、『なんでこんな学校にきてしまったんだろう』と学校に行くのが億劫になる程でしたが、ある日、イギリス人の生徒たちも実は医薬英語はあまり知らないという事実に気づいたのです。普段は使わない医薬英語の単語を暗記しなければならないのは、ネイティブの生徒も外国人の私も同じ。むしろ暗記なら、受験勉強を経験している日本人の得意分野です!それ以来、英語がネイティブじゃないからと悩むのをやめて、なんとか難関の解剖生理学をパスすることができました。

 

 日常会話という意外と高い壁

難しい理論の授業が終わり、楽しいはずの実技が始まりましたが、これが意外と大変でした。マッサージの練習やケーススタディーで、クラスメイトと会話をしなければならない機会が一気に増えて、頭の中で文章を組み立ててからしゃべるのでは間に合わなくなってしまったのです。『息を吸ってください』や、『強さはちょうどいいですか?』という些細な会話ですら、『イギリス人のクラスメイトはこう言ってたっけ?』とドキドキしながら言う始末でした。『こんな簡単なことも言えないのか』、『私のスピーキング力は全然アップしていないなぁ…』と落ち込みましたが、『外国人の私の英語がちょっとくらいおかしくても、誰も気にしてないのでは?』と、開き直ってから、ネイティブっぽくしゃべらなければならないという気負いがなくなりました。そこから、頭の中で文章を組み立てる前に、どんどん言葉が出てくるようになってきたのです。語学学校では習わない、リアルな日常会話をここでたくさん学んだと感じています。

もっと高いハードルを設定しよう

学校では、先生とペアになってマッサージの実技をする機会が何度かありました。東洋思想に傾倒した方だったので、私の指圧のようなマッサージを気に入ってくれて、『あなたはプロになるべきだ』と言ってもらえたのをよく覚えています。

そして、努力の甲斐あって、なんとトップの成績で学校を卒業することができたのです。私が社会人留学で成功した勝因をまとめると、

留学前にある程度英語力を身につけていた
留学前に、専門学校で学ぶ内容を予習しておいた
英語を使って学ぶ環境に身を置いた
ネイティブと接する機会が多かった
ネイティブと同じ土俵で頑張った(ネイティブの2倍努力!)
非ネイティブであることを気にするのをやめて、開き直った

せっかく会社を辞めて、自分の貯金で行く留学なので、語学学校だけではもったいない!日本にいる間に英語力をできるだけアップさせて、英語で何かを学ぶ専門留学という、もっと高いハードルを自分に課してみてはいかがですか?

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saae

saae

イギリス在住のフリーライター。ロンドンとパリに10年以上在住している経験を活かし、海外生活についての記事や、英語教育、子供の言語教育、美容・ダイエットについてのブログ記事を主に執筆。ホテルのコンシェルジュや、イギリスでの客室乗務員としての勤務経験あり。フランス語検定準一級、英検1級、TOEIC980。