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留学先選びの軸―外国語が大好きで仕方ない女子大生の例

中高で英語、大学では縁あってフランス語とドイツ語を勉強してきました。3年生の秋から一年間「留学」したのはヨーロッパのど真ん中、スイス!どのようにこの国を選んだのかを書いていきます。

 

留学先選びの軸

想定外なことに三つも外国語をやることになってしまった筆者が、留学先を決めるにあたって軸にしたのは①学んでいる外国語を使ってしかできない分野を学びたい、②総合大学、③あわよくばフランス語もドイツ語も英語もできる場所、この三つです。

①外国語を使ってしかできない学問…”専門性”がないと語学力も使いどころのない能力になってしまうからです。外国語学部に所属していたのですが、大学の外国語初級クラスでは当然のごとく、簡単な自己紹介や、短いフレーズを覚えるので精いっぱい。勉強の“内容”面で充実感が全く得られずにもやもやしていました。他学部の友人が専門分野について楽しそうに語っているのを見て、このままでいいのかなと危機感を覚えました。留学するからには、外国語でしかアクセスできないような情報に触れ、外国語でしか出会えない人に出会えるような勉強をしたいと考えました。

図書館で勉強する学生

②総合大学…単純に、いろんな分野の話を聞いてみたいと思ったから。外国語学部に専門性が見出しにくい、というのはある意味メリットでもあります。ひとたび外国語を通せば政治でも文化でも、想像のつかないような新しい視点が得られる。それで選択肢を狭めない総合大学を中心に探すことにしました。ついでにいうと、フランス語だからフランスに行く・ドイツ語だからドイツに行くというのはなんとなくナンセンスだなと思っていました(何も分かっていないくせに、よく言えたもんだ笑)。研究対象のいい面も悪い面も、できるだけ客観的に物が見れるような場所。

グローバル

③あわよくば三言語できるところ!…この三つ目の条件で、ベルギー・ルクセンブルグ・スイスが候補に残りました。上記の三か国、公用語をすべて知っている方はいるでしょうか?どこもフランス語・ドイツ語が話されています。ベルギーとスイスは地域ごとに、ルクセンブルグでは使う場面ごとに言語を使い分けます。大学もバイリンガルで授業を開講していたり、それだけあって語学の授業のレベルが高かったりと、seems goodすぎるとにやにやしながらシラバスを見てました。

 

「外国語」それ自体が好きすぎて

①で「専門性がほしい」と思い、様々な分野をかじって、選んだのは“言語学”。「言葉が違うだけで、なぜ、こんなに物の見方が変わるのか?」「『外国』ものであるだけで、どうしてこんなにワクワクするのか?」こんな、“学問には到底ならなさそうな”問いが気になって仕方がなかったのです。

(外国語が好きだから言語学やるとか、ストレートすぎる…けど、好きなものはしょうがない!)

言葉の多様性

言語学の話題は山とあるので別の機会に回しますが…留学先候補の中では言語学のなかでも“社会言語学”という分野で実績のあるスイスに惹かれ、とりあえず「スイスで言語学やる!!」の一筋になったのが交換留学の推薦応募の時期。2年生の秋ごろだったと思います。調べていくと、スイスの端っこに位置するジュネーヴ大学には“通訳翻訳学科”なるものが存在し、フランス語もドイツ語もかなりしっかりした授業があると分かりました。入学要件に“英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・イタリア語の6つから最低3つの語学スコアを提出”とあったのは衝撃的でしたが…

ヨーロッパではジュネーヴのほかにパリ第3大学やドイツのハイデルベルグにも通訳学科がありますが、逆に言えば、あれだけ言語的に豊かなヨーロッパの中でも通訳翻訳を学べる場所は限られています。言語学をやるからには、それをプロとして使いこなす人に埋もれる経験も積んでおきたいと思ったので、ダメもとでこの学科に推薦願を出しました。

 

まとめ

そんなこんなで①専門性(→社会言語学)②総合大学、③マルチリンガルの条件から、留学先はスイス。カッコいい国際機関が集結していて、きれいな湖があって、旅行に便利なロケーション、と恵まれた環境でした。留学の目的は人それぞれ、ここまで言語にフォーカスしない留学をされる方も多いと思います。何をやるにしろ、“留学それ自体”が目的化しないよう準備するのが大事だと思います。自分の強みと関心が合う最適な場所を見つけられますように!