手から声へ 〜大学生と元外資系金融マンの経済コラム32〜

慶應義塾大学に通う大学生が経済誌を読みコラムを書き、それに元外資系金融マンがコメントをするという、新しい形の経済コラムです。

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実践の場所“VR空間” 〜大学生と元外資系金融マンの経済コラム31〜

大学生Hのコラム

 AIスピーカーと言われてピンときますか?最近CMで見るようになってきたAIスピーカーとは、家の中に置いておく声で反応するスピーカーで、天気予報やニュース、音楽を流すこともしてくれるテレビとスマホとスピーカーが合体したようなものです。最近、様々なAIスピーカーが出てきているのでAIスピーカーについて少しご紹介しようと思います。

そもそも必要なの?

 現在家にいて、ちょっと離れたところにリモコンがあると立ち上がるのがめんどくさいな、なんてことありませんか?その全てのめんどくさいな、を解消するものになります。ただKDDIが発表した「日本人の音声操作に対する意識調査2017」によりますと人前で音声検索をすることは恥ずかしい、という結果が70%を超えているために普及には時間がかかると思います。

AIスピーカーって何種類あるの?

 AIスピーカーを買ってみよう!と思ってもどこの会社の何がいいのか全くわかりません。そこでいくつか特徴をあげて簡単にご紹介しようと思います。

・Google HOME
一番聞いたことがあると思われる。最大6人まで認識でき、検索エンジンに注力しているため、会話能力が高い。

・Clova WAVE
声でLINEメッセージのやり取りが可能。LINEミュージックとつながっており、音量の調整や、曲送りなども声で行うことができる。

・Amazon Echo
電子商取引サイトならではの音声取引が可能。そのためスピーカの値段を下げても後から元が取れるため、今後高性能な製品を割安で提供される可能性もある。

様々な特徴があり、今後これらの機能が一つのAIスピーカーでできるようになるのか、それぞれが特徴を活かして突き進むのか楽しみですね。またボタンの少ないスマホが出た時には多くの人が使いづらいと思っていたものの、使っていくうちに慣れ、現在はほとんどの人がスマホを持っているように、AIスピーカーも徐々に普及していくと思われます。特に一人暮らしの方であれば”人前での音声検索”ではないため、使う機会が増えていくのではないでしょうか。将来的にはデバイスを手ではなく声で操作するのも近い気がします。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO23478620U7A111C1XY0000/

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1710/07/news010.html

元外資系金融マンのコメント

これは完全に《技術レベル》の問題ですね。「手で操作しなければいけない」というストレスと、「声だと誤作動が多い」というストレスのどちらのほうが小さいのかということだけが、普及のポイントです。

例えば、VRなども、十数年も前から技術としては完成していたのですが、画面が揺れることによる脳へのストレスがなかなか解消されず、商品化はできませんでした。この画面の揺れの精度がストレスをほとんど感じないレベルまで下がったために一気に商品化の波が広がったのです。音声認識のレベルが高まっている今、広まるスピードは思っているより早いのかもしれません。