リベンジチャンス 〜大学生と元外資系金融マンの経済コラムその28〜

慶應義塾大学に通う大学生が経済誌を読みコラムを書き、それに元外資系金融マンがコメントをするという、新しい形の経済コラムです。

 

大学生Hのコラム

JR西日本とJR東海が訪日客向けにスマートフォンのアプリから新幹線の予約ができるサービスを開始しました。東海道・山陽新幹線(東京ー博多間)の乗車券を事前に予約できるものです。窓口に並んで購入する訪日観光客の混雑緩和を目指してのものです。

クレジットカードで切符買えないのは日本だけ!?

日本ではクレジットカードで切符を買う習慣はありませんよね。カードが使えるのは対人の定期券売り場だけだと思います。でも海外では多くの国がクレジットカードでチケットを買うことができます。

以前、日本に来たドイツ人に「どうして毎回コインを出さなければいけないんだい?」と言われたのを思い出します。しかしこのようなサービスが普及すれば少しずつ日本での電車への乗車を煩わしいと思う外国人が減るかもしれません。

電話もカードも全部一つに

新幹線での事前予約サービスが始まりましたが、通常の電車はどうでしょうか?外国人はまだまだ切符の方が多いですね。たまにSuicaやPASMOを持っている方を見かけます。そんな中今後増えていくと思うのがお財布携帯です。今でもすでに使っている方はいらっしゃると思います。しかし今後さらに増えていくでしょう。

電車の定期券をはじめとして、コンビニ、カフェでもチャージ制のカードが増えお財布の中に同じようなカードが増えて来ました。小銭を使わずに素早い決済ができることが売りなのにも関わらず、たくさんカードがあっては迷って時間がかかってしまいます。電話、メール、カメラ、PC全てがスマホとして一つになったのと同様にカードも一つになり、その先はさらにスマホとも一つになると思われます。

椅子取りゲーム

あらかじめ新幹線の席を海外から事前予約できるのはものすごく便利だし、国内の新幹線ユーザーにもいいと思います。というのも外国人は指定席でも関係なく座っていることがあります。

私がドイツでの旅行に新幹線を利用した際に、夜を越す電車だったにも関わらず私の席に寝ている方がいました。寝ていることもあり、結局私は離れた自由席に乗りました。あの時、寝ている方に嫌悪感を抱かせないように英語を使えたらよかったな。と今でも思います。

まとめ

このサービスが導入することで席の間違いやチケット売り場の混雑は緩和されると思います。しかしまた席を間違えている外国人に英語で話しかけるリベンジチャンスが減ってしまうのは少し残念に感じます。皆さんは後悔しないように外国人の方がいたら、チャレンジしてみてはいかがですか?リベンジするチャンスはもう来なくなるかもしません。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22476290Z11C17A0LKA000/

 

元外資系金融マンのコメント

JRは国鉄だったこともあって、動きが遅いのでしょうか?京王線などはおもしろい試みをたくさんやっていますね。

例えば、《どっちーも》という定期券は、少し料金をプラスすることで京王本線と京王井の頭線の両方を使えるというものです。他にも電鉄なのに家政婦のサービスを展開していたり、新しいものに対するチャレンジ精神は旺盛だなと車内の広告をみていて思います。

話を戻しますが、スマホによってもっともっとサービスを一元化は進んでいきますよね。この一元化が進んでいった先には何があるのか?近い将来は見えてしまうので、その先を見据えながら手を打っている企業を見つけていくのも必要かもしれませんね。