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【英語が下手でも大丈夫】国際コミュニケーションが上手な人の特徴!

英語が下手なのに、国際コミュニケーションが上手?そんなことが可能なの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。私は、近年15年ほど、英語が必須である職務環境にいます。その中で、 英語は下手なのに、なぜか外国人とのコニュニケーションがとても上手、逆に、英語はぺらぺらなのに、コミュニケーションがとても下手、という2パターンの日本人に、多く出会いました。結果、「言語能力=コミュニケーション能力」というわけでは必ずしもない、ということに気付いたのです。では、英語が下手でも、国際コミュニケーションが上手な人は、どのような能力で英語力を補っているのでしょうか?彼らの特徴をまとめてしました。

 

Non-Verbal Communication (NVC: 非言語コミュニケーション)能力が高い

コミュニケーション

書いてしまうと、当たり前ですよね。人間は言語と非言語手段の双方を活用して、メッセージを相手に伝えています。非言語としては、顔・口の表情等の視覚的要素、声のトーンやテンポなどの聴覚的要素、ジェスチャー等の身体的要素等があります。米国の大学院にいた際、 米政府で各国との交渉等に参加していた経験をもつ教授が、「日本人は、英語を話している際は特に、顔や声の表情が変わらないので、本心や意向をつかむのが難しい」と嘆いていたことがあり、「はっ」と自身を振り返った事を、よく覚えています。

コミュニケーションが上手な人は、NVCを上手に活用します。単に、ジェスチャーが大きいとか、大げさな口調で話すということではなく、自分と相手の NVC文化の特徴を認識した上で、顔・体・声の表情も交えて、相手の意思をくみとり、 自分の意思を伝えることが出来るのです。

 

複雑な思考を単純化、視覚化する能力が高い

的

昔、英語が決して上手とは言えない上司と、海外出張をしたことがありました。相手は、英語スピーカーなのに、どう議論をするのだろう。。。と思っていると、片言の英語を手に、ホワイトボードに議論のポイントを簡単な英単語の箇条書きでまとめ、ビジネスフロー等をビジュアル化して表現することで、意思疎通していました。確かに、上手な英語でだらだらと物事を伝えるより、下手な英語でもピンポイントな要点と可視化された内容で意思疎通するほうが、メッセージは効果的に伝わるのです。世界の英語スピーカーのうち、7割強が非ネイティブスピーカー、という現グローバル社会環境で、自分の英語のみならず、相手側の英語能力のレベルもまちまち、というのが実情です。複雑な思考を簡素・視覚化するためには、語学力に加え、理解力、分析力、論理能力、可視能力等が必要となってきます。これらの能力を活用しつつ、思考をうまく簡素化・視覚化できる人は、自分に英語のハンデがあっても、又会話をしている相手に英語のハンデがあっても、上手にコミュニケーションが出来るのです。

 

ハードの能力が高い

ここで言う「ハード」とは、英語で話そうとしている内容や、その人のビジネス力等の力量のことです。逆に、英語やNVC等、話したい内容を伝えるために活用しているツールを「ソフト」と します。簡単に言ってしまうと、いくら良いソフトを使っていても、ハードが駄目なら機能しません。英語が少々下手な人にも同じ原理が働きます。少々英語が下手でも、その人のビジネス能力が高ければ、仕事に必要な意思疎通に、それほど支障は出ません。また、話している内容の情報が相手にとって興味深いものであれば、相手も「がんばって」聞きますので、伝わりやすくなります。以前ある分野の日本人エキスパートと、同分野で活躍するフィリピン企業を引き合わせたことがありました。エキスパートは、英語があまり話せない状態でした。双方とも分野のエキスパート、技術的な単語は、通訳のはずだった私は全く判らずでしたが、彼らは、商標名、英語やドイツ語等活用し、問題なく理解し合えていました。また、同業者として、context (コンテクスト:文脈、背景)がよく理解できるのでしょう。お互いが、「○○って言っているけど、きっとこのコンテクストなら、△△っていう意味なんだろうな」、と憶測したり、確認したりしつつ、すっかり2人で意気投合していました。英語単語を学習するのであれば、自分の勝負分野に限るな、と私自身も学んだ瞬間でもありました

 

まとめ

英語が下手でも、国際コミュニケーションが上手な人の3つの特徴をご紹介しました。尚、国際コミュニケーションを行う上で、英語が必要ない、と言っているわけでは決してありません。英語という言語は非常に重要なものです。今でも世界での共有語として扱われていますし、英語を習得することで、私の世界は広がりました。一方、英語は、効果的なコミュニケーションを行うための、数々のツールのひとつでしかないというのも事実です。 若干英語に自信がないな、と思われる方は、ぜひ上記のような特徴や能力を活用して、コミュニケーション能力を総合的に強化してみては如何でしょうか?