【スマートな英語を目指そう!】「Very」を使わずに強調する表現

「とても」という意味を示し、強調するために使う「very」。私はこの「very」という単語の使い方によって、英語の上手さが解ると思うことがあります。実際、私がアメリカの大学に留学していた際、レポート等を書くと、 ネイティブに一番多く直されたのが「very」を含む強調の表現でした。日本人のみならず、ネイティブの英語でも「very」が乱用される傾向にあります。しかし「very」で強調することが適切でない時もありますし、あまり乱用すると幼稚な英語に聞こえてしまうこともあります。そこで今回は、この便利且つ厄介な「very」以外に使える強調の表現をご紹介します。将来、外資系企業で働くことを目指されている方 、もっとスマートな英語を話したいと思っている方、英語を書く職業に就かれたい方、ぜひ参考にしてみてください。

Better、Worse、Easier等比較級を強調したい時

 

まずは、中学校での英文法の復習です。比較級を強調したい際は「very」は適切ではありません。では、どのようにBetter(より良い)、Worse(より悪い)、 Easier(より簡単)等の比較級を強調すればよいのでしょうか?

 

1つ目の手法は、「much(ずっと)」や 「far(はるかに)」を使って強調するものです。

easier =より簡単

much easier =ずっと簡単

far easier =はるかに簡単

 

また、「much」や 「far」やの代わりに、「extremely(きわめて)」, 「substantially(多いに、大幅に)」, 「remarkably(著しく)」, 「drastically (大々的に)」といった用語を使って強調すると、更に強調の度が強くなり、且つスマートな英語に聞こえます。 プロフェッショナルな表現にしたい場合には、これらの単語での強調が適しているかと思われます。

extremely better =極めてよい

substantially worse=大幅に悪化

remarkably easier=著しく簡単

Best, Worst, Largest, Fastest 等最上級の強調の仕方

Best(一番よい), Worst(最悪), Largest(一番大きい), Fastest(最も速い)等最上級形を強調したい場合も、「very」は適切ではありません。「very best」等実際の会話でそのような表現を聞く場合もありますが、これらの単語は既に強調の意味合いが既に入っていますので、そのままでも十分です。あえて強調したい場合には、「by far」を付けると「断然に」「ずば抜けて」というニュアンスで、強調されます。

He is by far the best engineer
彼はずば抜けて最高の技術士です。

 

Very Sorry ??

 

以前、仕事で重大なミスを犯した相手からEメールで「I’m very sorry!」と謝られ若干「イラッ」とした経験があります。英文的には間違いではなく、親しい相手から言葉で言われれば問題なかったのでしょうが、書面の謝罪としては少々幼稚で真剣さに欠けるように思えてしまったのです。では、申し訳ない気持ちをプロフェッショナルに強調するには、どのような表現が適切なのでしょうか。

口語では、very の代わりに awfully(ひどく)や deeply(ひどく、深く)等を活用することが出来ます。

I am awfully sorry/I am deeply sorry.
本当に申し訳ありません

 

更に、「I sincerely apologize」とすると、「深くお詫び申し上げます」といったニュアンスが出て、誠意が強調されます。

→sincerely=心から

Perfect(完璧)を強調できるか

「Perfect(完璧)」、「Right(正しい)」、「Wrong(間違い)」のように、度合いや程度がつけれないような形容詞には、通常「very」はつかいません。完璧である以上、その「完璧さ」の度合いはない、と考えるためです。あえて更なる強調はしないほうが文章としてすっきりする場合が多いですが、あえて、「本当に完璧よ!」といったような強調表現にしたい場合は、「absolutely(全く)」「certainly (確かに)」「clearly (明らかに)」等を活用することが出来ます。

absolutely perfect =全く完璧だ

certainly right =確かに正しい

clearly wrong =明らかに間違いだ

Very Delicious はおかしい?

私たちがよく使う単語の中には、既にその中に「とても」という強調の意が入っているものがあります。

例えば、delicious(とても美味しい)、great(すばらしい)、wonderful(すばらしい)、huge(とても大きい)などです。これらの単語は既に強調されているため、「very」は必要ありません。

どうしてもこれらを強調したい場合は、extremely(極めて)、absolutely(全く) 、completely(完全に)、totally(全く)などを使うとよいでしょう。ただし、あまり乱用すると「くどい」言い回しになりますので、気をつけましょう。

extremely delicious =極めて美味

absolutely amazing=全くもってすばらしい

 

また、逆によく日本人が「very」をつけて使う単語で、実は上記のように「very」の意味が既に入った別の単語が存在するものもあります。これらの単語を使えると、語彙も多くなり、スマートな英語を話すことが可能となりますので、この機会にぜひ幾つか覚えてみてください。

very important (とても重要な) crucial (重大な)

very tired (とても疲れた)→ exhausted(くたくた・疲れ果てた)

very worried(とても心配な)→ anxious (とても懸念される)

very bad (とても悪い)→ severe(厳しい), terrible・awful  (ひどい)

very small (とても小さい)→ tiny(小さい、極微の)

very afraid (とても怖い)→terrified (恐怖)

very angry (とても怒る)→ furious (激烈)

very good (とても良い)→ excellent/ wonderful(すばらしい)

 

動詞を使って強調する方法

「I exercise everyday(私は毎日運動をする)」という文章は、どのように強調しますか?

Do/does/didを動詞の前に置くことによって「本当に運動しているのよ!」といった感じで強調が可能となります。また話す際も、下線部分を強調して読むと良いでしょう。

I do exercise everyday
私は毎日本当に運動をしているのよ!

I did exercise yesterday
私は本当に昨日運動をしたわ!

まとめ

Veryの代わりとなる強調の表現は、以上のように何通りかあります。慣れていなければ、適切な方法を選びにくいのも確かですよね。形容詞等の単語を覚える際は、 どのように強調するかを一緒に覚えてしまうと楽ですし、語彙がますます増えます。ぜひ参考にしてみてください。

 

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shima

shima

グローバルに活躍する女性コンサルタント。米国ミシガン州立大学・ジョージワシントン大学大学院を卒業、米国研究機関等(Woodrow Wilson International Center for Scholars とProgram for International Studies in Asia )にて職務。その後、日本・東南アジアを中心に国際開発業務に10年以上従事。 現在、フィリピンをベースとし、フリーコンサルタントとして、国際機関、ビジネス、 NGO等をクライアントして業務中。