【英語を使う仕事がしたい!】初めての外資系への転職ならパラリーガル秘書が狙い目

英語を使ってバリバリ仕事をしたいけど、希望の外資系企業に英語力も勇気もない…と二の足を踏んでいる方に紹介したいのが、外資系もしくは大手の国際法律事務所の秘書という選択肢です。未経験で飛び込んでキャリアアップにつなげた私の経験をシェアします。

 他職種からでも狙えるパラリーガル秘書!

私がイギリス社会人留学から帰国してすぐに再就職したのが、日本ではビッグ4と呼ばれる大手法律事務所でした。

全く法律の知識も秘書経験もありませんでしたが、職種は弁護士秘書、この事務所ではパラリーガル秘書と呼ばれていました。

弁護士は全員バイリンガルで、海外のクライアントが多く外国人弁護士も多く在籍する事務所だったので、英語を日常的に使用できる、通常の秘書業務以外のスキルが身につくという点が応募の際の決め手になりました。

留学前はホテルのコンシェルジュだったので、全くの異業種。外国人マネージャーの通訳やアシスタント業務の経験はありましたが、それを専門にしていたわけではないので、秘書という職種も未知の世界です。

今回は、そんな業種、職種ともに未経験な方にもチャンスがあり、英語を使う仕事への第一歩になる外資系もしくは大手の国際法律事務所の弁護士秘書の仕事をご紹介したいと思います。

 パラリーガル秘書ってどんな仕事?

 

外資系、国際的な法律事務所では通常の秘書業務に加え、パラリーガル業務と呼ばれる法律事務所ならではの仕事内容があります。

『パラリーガルって専門的な知識が必要なのでは?』と心配する必要はありません!

パラリーガルという言葉の意味はとても広くて、行政書士などの資格を持った本格的なパラリーガルでなくても、法務に関わる仕事全般を指すこともあります。

一般的な弁護士秘書のパラリーガル秘書は後者の方で、応募時に特別な知識がなくても対応できるものがほとんどです。

 

  パラリーガル秘書の業務内容

スケジューリングなどの通常の秘書業務に加え、クライアントへの請求書作成、海外企業の年次報告書(アニュアルレポート)を日本の株主向けに翻訳、弁護士の確定申告の手伝いなどを行います。

クライアントからの請求書などの問い合わせや、案件を受ける前のクライアントからの電話対応などは秘書の仕事です。

パラリーガル業務の内容や通常の秘書業務との比重は、事務所や弁護士によって方針が異なります。

パラリーガルの性格が強いところでは、お茶出しなどの業務はする必要なし、ということもあります。

 

  最初は数人の若手弁護士を担当

弁護士にはパートナーと呼ばれるトップクラスの弁護士と、アソシエイトと呼ばれる若手弁護士に分けられています。

通常、パートナーには専属の秘書がひとり付いていて、長年連れ添った夫婦のように阿吽の呼吸で業務をこなしています。

一方、アソシエイトは3人程度をまとめてひとりの秘書が担当することが多いです。

アソシエイトは自分ひとりで案件を担当するというより、パートナーの案件を手伝うことが多いので、あなたが急に仕事を休まなければならなくなっても、同じ案件に関わる弁護士の秘書さんにカバーしてもらえます。

 

  どうやって仕事を見つける?

弁護士秘書の募集は、派遣会社や転職エージェントなどで比較的頻繁に募集されています。

私もイギリス留学中に大手の派遣会社に登録し、帰国してすぐに面接に行きました。3ヶ月の試用期間後正社員へと切り替わる『紹介予定』が主流なようです。

秘書経験はなくても、事務経験などがあれば(私はありませんでしたが)OKということが多いです。

 英語力はどれくらい必要?

気になる英語力はどれくらい必要なのか見てみましょう。

 

  TOEIC 800前後がボーダーライン

募集要項を見てみると、低いところでは『TOEIC650以上』という法律事務所もありましたが、外資系や英語が必須の国際的な法律事務所では800もしくは、850以上というのが応募条件になっているところが多いようです。

新卒で入社している秘書さんたちの中には帰国子女がたくさんいるのですが、中途採用者は割と独学で英語を勉強したひとやワーキングホリデー帰りで実はそこまで英語が得意ではないというひとも少なくありません。

できるに越したことはありませんが、TOEIC800程度の英語力があれば、後は『度胸と慣れ』で対応できることがほとんどです。

 

  実践で英語力アップ

外国人弁護士や海外からのインターンもいるので、積極的に英語を話す機会を作って英会話力を伸ばすこともできます。

また、弁護士宛の電話は一旦秘書の電話に転送されるのですが、私は頻繁にかかってくる英語でのセールスやヘッドハンティングの電話対応で、苦手な英語での電話対応スキルがかなり鍛えられました。

 弁護士秘書を選ぶメリットとは?

事務所によって環境は異なりますが、私が感じた国際法律事務所で働くメリットをまとめてみました。

 

  • 女性が多い職場なので、産休や子供の都合で休みが取りやすい
  • 残業が比較的少ない、もしくは、残業してもしっかりお給料に反映することが多い
  • 英語のスキルを伸ばせる
  • 英語を使う仕事が初めてでもチャレンジできる
  • 外資系企業や英語を使う仕事への転職のクッションになる
  • 翻訳など秘書業務以外のスキルが職務履歴書に書ける

 

  デメリットもある

女性だらけの職場なので、女性同士の付き合いが苦手という方もいるでしょう。実際、新卒採用の秘書さんたちを見ていると、多少女子校のようなノリを感じました。

ですが、そこは外資系。中途採用の秘書さんたちはサバサバしているひとが多いので、仕事以外で無理に仲良くする必要はありません。

 スキルを身につけてキャリアアップにつなげよう

私の場合、学生時代から翻訳の仕事に興味があったのですが、経験もなく、なかなか翻訳を仕事にするチャンスがありませんでした。

それが、法律事務所でアニュアルレポートや法務書類の翻訳業務を担当したことが、その後イギリスで就職活動をした際にスキルとして認められ、渡英後すぐに現地企業で仕事を見つけることができました。

英語を使う仕事への初めての転職を考えている方や、希望の業界に転職するために英語環境で自信をつけたいという方は外資系・国際法律事務所の弁護士秘書を転職先リストに加えてみてはいかがでしょうか?

もちろん、女性にとっては働きやすい環境が整っているので、長く勤めたいという方にもお勧めです!

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saae

saae

ロンドン在住のフリーライター。イギリス・フランスでの10年以上の生活経験を活かし、海外生活や子供の多言語教育、接客英語、イギリス英語などについての記事を主に執筆中。都内外資系ホテルのコンシェルジュやイギリスで客室乗務員としての勤務経験あり。獨協大学フランス語学科卒業。英検1級、TOEIC980、フランス語検定準1級。