【私のバイヤー体験談①】バイヤーのなり方は?必要な英語力ってぶっちゃけどれくらい…!?

 

最近、雑誌やテレビなどで「バイヤー」と呼ばれる人たちを見かける機会も多くなりました。ショッピングが好きな人の間では、バイヤーに憧れを持つ人もいるかもしれませんね。

でも、実際にバイヤーの仕事ってどんな事するの?何が大変?どうやったらなれる?はたまた、英語力っているの?要らないの?…などギモンも多いはず。

そこで、前職でバイヤーの仕事を経験した私のリアルな体験談を、これから3回シリーズでお届けしたいと思います! 第1回の今日は、バイヤーという仕事や、私がバイヤーになった経緯、そして実際に必要な英語力についてお話しします☆

 

 え、買い付けだけじゃないの!? 実は「バイヤー」は責任の重ーい仕事

バイヤーとはその名の通り、「商品を買い付けをする人」のこと。マーケットやトレンドに合わせて、売れそうな商品を発掘し、買い付けるのが主な仕事です。ジャンルは問わず、雑貨、日用品、洋服、食料品etc…基本的に店頭に並ぶものすべての背景に「バイヤー」の存在があります。

 

なんだかショッピングみたいで楽しそうですが、実はあらゆるセンスや能力が要求され、責任の重い仕事でもあります。なぜかというと「売れるまでが仕事」だから。

常にトレンドや顧客層の好みを把握し、本当に売れるのか?いくらなら売れるのか?何個仕入れれば、売り切れも売れ残りも避けられるのか?といったことを、商品を見た瞬間に見極められなければなりません。

また、買い付けの過程では、値段交渉も必要ですし、売りどきを逃さないように入荷のタイミングをコントロールすることも必要。もちろん、品質チェックも欠かせません。

そして、どう売るか?これが一番大切です!お客様にどういうシーンで使ってもらうように提案したら良いのか?販売員にどう売ってもらうのか?ここまで考えたうえで買い付けをするのがバイヤーの役割なのです。

ずばり、バイヤーの良し悪しは「売上」がすべて。売れなければ在庫が溜まり、買い付けた分の損失が出てしまうので大変なことに。。その代わり、自分の仕入れたものがヒットしたときには嬉しさもひとしお♪バイヤーとは、責任重大ながらもやり甲斐のある仕事だといえますね!

 

 私はこうしてバイヤーになりました

私は、アクセサリーのバイヤーをしていましたが、実は最初からバイヤーとして採用されたわけではありませんでした。

私の会社は、広く海外に店舗を構えており、当初は「海外店舗マネージャー候補」として入社。国内研修として、とりあえず指示された業務はなんでもこなしていましたが、そのうち、新規事業などを手掛ける部門に配属されました。

結局、海外店舗マネージャーはおあずけになってしまったわけですが(苦笑)、配属された部門は、企画、商品管理、営業など横断的に業務を遂行する、いわば特殊部隊。ある日、新規商品立ち上げのために、企画からバイイング、販売まで全てを任されたのが、私のバイヤーデビューのきっかけでした。

もちろん、初めてのバイヤー経験で、成功も失敗も、喜びも苦労もたくさんありましたが…その体験談はまた後日にとっておくとして。

「バイヤー」になるためには、バイヤーのポジションに応募するのが王道です。しかし「バイヤー」という仕事は、能力やセンス、経験が求められることが多く、おまけに人気の職種。競争は覚悟しておいたほうが良いでしょう。私も、バイヤーのポジションに応募していたら、採用されていたかどうかわかりません。

もし、バイヤーとしての採用が難しい場合は、関連職種で下積みをするのも一つです。私の場合のように、ベンチャーあるいは小規模な商社であれば、最初からバイヤーとして活躍できなくても、いずれチャンスが巡ってくることは珍しくありません。企業によっては、貿易事務や販売、商品管理のポジションからでも、バイヤーを目指すことは十分可能。バイヤーには、商品に関するあらゆる知識が求められるので、関連するキャリアは歓迎されるのです。

 

バイヤー志望の方は、こうした可能性も考慮しながらキャリアを模索してみると良いかもしれませんね☆

 

 ぶっちゃけ…バイヤーに必要な英語力ってどれくらい!?

バイヤー志望者にとって、気になることの1つといえば「英語力」ではないでしょうか。

バイイングにもいろいろな方法があり、実は必ずしも英語が必要とは限りません。日本の商品を扱う会社であれば、国内仕入れが主流ですし、たとえインポートの商品を扱う会社でも、国内の卸業者から仕入れることは可能です。その際、もちろん英語は必要ありません。

しかし、日本未上陸のブランドやインポート商品をより高利益で仕入れる場合は、海外から直接買い付けをすることが多くなります。

買い付け先は全世界が対象になり得ますが、どの国と取引する場合でもほとんどは「英語」を使うことになるでしょう。

一般的に、バイヤーに必要な英語力は「TOEIC750点」と言われており、私の肌感覚でも、おそらくこの程度の英語力を採用の基準に据えている会社は多いと思われます。TOEIC750点といえば、「日常会話が問題なくできる」レベルです。

もちろん、TOEICのスコアは高ければ高いに越したことはありませんが、絶対ではありません。むしろ、私がバイイングを通じて感じたのは、「バイヤーは意思疎通をすることが大事」だということ。

バイヤーの世界では、数量、値段、納期などは間違えると致命的なので、まず大切なのは「取引条件」を確実にやり取りできる英語力です。

次に大切なのが、価格などの「交渉」ができること。そして、納期が遅れたり、商品に欠陥があったりした場合に、きちんと「要求を提示」できるか、が英語力のポイントになります。

一見難しそうですが、仕入れに必要な英語には決まり文句も多く、また普段はメールでやり取りをすることも多いので、慣れれば大丈夫!文法や発音だって、多少ブロークンでも全く問題ありません。バイイングの現場においては、中国やヨーロッパ相手のビジネスも多いので、多少の間違いや訛りはごく当たり前です。

それよりも、「言いたいことを言えるか」が大切です。相手は外国人。巧みに価格交渉してくる相手もいれば、納期を過ぎても一向に連絡が来ない相手だってザラにいます。そんなときに、いかに「毅然とした態度で交渉や要求に臨めるか」が最も大事なのです。

わかりやすく言えば、必要なのは「いざというときに文句の一つや二つを言える英語力」と考えると良いでしょう(笑)あくまで「TOEIC750点」というのはその目安であって、たとえ点数が足りなくても、バイヤーの世界では目利きのセンスがあって、毅然とした交渉に臨める人材のほうが重宝されます。逆に「英語ができるからバイヤーになれる」と安易に考えるのは禁物、ということも覚えておきましょう!



いかがでしたか?

私がバイヤーになったきっかけや、必要な英語力など、少しでもリアルに感じていただけたら幸いです!

次回は、「私が体験したバイヤーのリアルなハッピーエピソードや苦労話」についてお届けします☆

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apricot

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英語を完全に諦めかけていた20代最後のある日、「やりたい事をやろう!」と思い立ち、7年勤めた大企業を辞めて単身カナダへ。ワーキングホリデーを通して「英語を使って世界中の人とコミュニケーションできる楽しさ」に目覚め、帰国後も仕事や国際交流で英語に触れる日々を過ごす。国際結婚後、現在はアメリカ・オハイオ州在住。アメリカの生活に役立つ情報や面白ネタをお届けするブログ「Days in the U.S.A」を運営。